TBS「COUNT DOWN TV」のチャート集計方法が遂に変わった!【CD時代の終わりの到来】

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1993年から24年間も続く、
地上波の御長寿チャート番組。

TBSはチャート番組にこだわる
昭和をときめく元祖「ザ・ベストテン」から
バブル期の長期空白期間を経て
92~93「CountDown100(山田邦子と
渡辺正行)」で復活なるも短命。

そしてCGによる深夜番組として
CDTVが続くことになります。

ただし、
近年のCD不況と音源の多様化に伴って、
CD売上中心のチャートの音楽ジャンルの偏りに

つまらなさを感じてきた
チャートマニアも多いはず。

そしてついに
4月9日付けチャートから
集計方法をがらっと変えて
CDTVは生まれ変わった
のです。

いつかはこの日がくるなとは思ってたけど、
番組の途中で簡単な説明があっただけで、
チャートが一変するので一大事なのに、
チャートマニアとしては肩透かしをくらった感じ。


どんな集計方法に転換したのか?


従来は
オリコン順位+独自調査のCD売上+有線放送順位を加味
とあります(Wikiより)

ただし、番組中に集計方法について
説明した回はなかったと思う。
だから、チャートの信ぴょう性もあいまい

ザ・ベストテンの頃は、
4要素「レコード売り上げ、有線、ラジオ、はがき」
の各10位が番組冒頭に必ず紹介されたので、
嘘のないデータだと信じられましたが。

そして、4/9の回からは、
①CD売上
②音楽配信ダウンロード数
③動画サイト再生回数
④SNSのメンション数
、など

②~④が加味され、音源多様化に対応したな~と。
ただし、従来通り、
この4要素順位が公開されることはないようです。

この4要素って、
昨年リニューアルに踏み切った
ビルボードJAPANチャート」と
似てるかも?

ちなみにビルボードの元データは8要素
①CD売上(サウンドスキャンジャパン、Eコマース)
②国内主要音楽ダウンロードサイト販売数
(itunes,googleplay,レコチョク他)
③音楽コンテンツ動画再生回数
(YouTube,GYAO)
④AM・FM32曲のラジオ放送回数
⑤PCでCDを読み込んだ際のLOOKUP回数
⑥曲名と歌手名のツイート回数
⑦国内主要音楽聴き放題サービス再生回数
⑧歌詞表示サービスから推定するストリーミング回数


こう見ると、
昭和のデータベースの王様「オリコン」
の存在意義がますます低下


有線放送リクエストの価値も、
ネット文化に影響されて低下・・・。
お店で流れる曲を「10円使ってリクエスト」
する昭和の時代が懐かしいです。


CDTVの旧4/2付けと新4/9付けチャートでは具体的にどう変わったか分析してみた


【旧4/2付けTOP20位】
※歌手名のみで音楽ジャンル分け(曲名省略)

1(女性アイドル)乃木坂46
2(アニメ)the idolmaster
3(韓流)SNUPER
4(女性アイドル)BISH
5(女性アイドル)AKB48
6(ダンス)Flowback
7(JPOP)Dream Ami
8(ビジュアル系)VAMPS
9(演歌)市川由紀乃
10(演歌)氷川きよし
11(女性アイドル)原駅ステージA
12(ビジュアル系)カメレオ
13(男性アイドル)V6
14(韓流)Apeace
15(アニメ)GRANRODEO
16(アニメ)the idolmaster
17(ビジュアル系)Royz
18(ダンス)三代目J soul brothers
19(ビジュアル系)GACKT
20(演歌)三山ひろし
-----------------------------
【ジャンル別集計】
女性アイドル:4、ビジュアル系:4、アニメ:3、演歌:3、韓流:2、ダンス:2、男性アイドル:1、JPOP:1


女性アイドルが多数で上位を占めてます。
しかも、知名度なしの独立系アイドルも。

その他、アニメ、ビジュアル系、演歌、韓流という、
ファン層が限定されている歌手のみ

社会的に有名な曲・歌手というより、
一部のコアなファンのみがCDを買っているという
CD不況・チャート貧困化の実態が浮き彫り
に。


【新4/9付けTOP20位】
※歌手名のみで音楽ジャンル分け(曲名省略)

1(男性アイドル)sexy zone
2(女性アイドル)C-cute
3(女性アイドル)乃木坂46
4(俳優)星野源
5(男性アイドル)刀剣男士
6(俳優)菅田将軍
7(洋楽)オースティン・マホーン
8(ダンス)三代目J soul brothers
9(韓流)Apink
10(テクノ)Perfume
11(韓流)Block B
12(ロック)WANIMA
13(JPOP)Dream Ami
14(女性アイドル)欅坂46
15(ロック)Asian kung-fu generation
16(洋楽)エド・シーラン
17(JPOP)ANLY+スキマスイッチ
18(アニメ)どうぶつビスケッツ
19(演歌)山内恵介
20(俳優)Doughnuts Hole
-----------------------------
【ジャンル別集計】
女性アイドル:3、俳優:3、JPOP:2、洋楽:2、ロック:2、男性アイドル:2、演歌:2、韓流:2、アニメ:1、ダンス:1.テクノ:1



たった1週間の違いですが、
集計方法の変更により様変わりしてます。

■まず、ジャンルが多様化してます。
こうじゃなきゃ、チャートは面白くない!

■一般知名度が低い、独立系女性アイドルや、
ビジュアル系、アニメがほとんど姿を消しました


■かわりに、俳優、JPOP、ロック、洋楽が新たにランクイン

■6,7,14,16,20位の曲は、
音楽配信や動画再生のみによるランクイン
中でも6位菅田、14位乃木坂はCD発売前の先行配信のみ
おもしろいチャート現象ですね。
ザ・ベストテンの頃も、
発売前でもラジオ、ハガキ順位が高ければ、
20位以内にまずランクインしましたもんね。

■4星野、10perfumeは発売からだいぶたつも、
動画配信がぶり返したようです。
TV効果が出ています。

■女性アイドルは、独立系は消えましたが、
大手の秋元系、ハロプロ系は健在。

■洋楽が2曲ランクインしているのは面白い!
昔は「フラッシュダンス」や「ネバーエンディングストーリー」など、
上位でしたもんね。
ちなみに、どちらも動画、配信で、
7オースティンの曲は、ブルゾンちえみの曲だそうだ。


CDTVの新4/9付けチャートとビルボードJAPANチャートを比べてみると・・・


20位を比べると、
ほとんど違いがないことに驚き!
(多少の順位の前後はありますが)

ただし、CDTVの方が、
CD売上を重視しているようです

【例】
■(男性アイドル)刀剣男士
CDTV:5位
ビルボード:11位

■(韓流)Apink
CDTV:9位
ビルボード:16位


まとめ


やっぱりチャートが面白くならないと、
音楽界は盛り上がらない、
そして、時代に残る曲が生まれないでしょう。

そして、
地上波のテレビ番組が低迷しているも、
やはり多数の大衆向けの威力があるのも事実。

そう考えると、
CDTVのような地上波のチャート番組の存在意義と、
チャート混戦の面白さは、
視聴者に選曲の多様性を大いに与えるので、
今回の集計方法の大転換は
大いに意味がある
と思います。

お年寄りだって、
今の時代、
テープやCD購入ばかりでなく、
PCのYouTube再生くらい
常識になってきてますからね。

あ、余談ですが、
最近CDTVは頑張っていて、
過去の3歌手の出演映像を集めたDVDを発売
(ゆず、TRF、Every Little Thing)

著作権・肖像権の関係で、
音楽番組映像の販売化はタブー視されてきましたが、
その禁を破ってくれました。

ザ・ベストテンの映像も販売化されると
マニアにはたまらないのですが・・・





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