山下達郎のライブに行ってきました【64歳のプロ魂を見た】

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4年ぶり人生2度目の達郎ライブに、昨日6月10日(土)中野サンプラザに行ってきました!

64歳のおじいさんともいえる年齢で、3時間半にも及ぶ長丁場公演でも、つややかな張りのある歌声は終始健在。一切ぶれない。

歌声も、生演奏も、CDよりずっと上手いってアーティストそんないないんじゃないでしょうか?特に、この打ち込み全盛のご時世では。

前回もそうですが、プロ根性がはんぱなく、もう怪物!いや天賦の天才です。この人。


争奪戦のチケットと、いまどきのチェック体制


達郎さん曰く、「アリーナとかドームとか、大規模ホールに興味ないんだよね」の言葉どおり、前回もNHKホール、今回も達郎さんのホームグラウンドの中野サンプラザ。

ちなみに、今年の新宿ロフト?アニバーサリーライブに珍しく達郎さんご出演時は、キャパ約200人のところ、6万人もの申し込みがあったとか。トークで「マネージャーが『ドームできますよ』っていってたけど、一切やる気ないんです」って言いきってたし。

だから、イープラスの申し込み抽選しか、一般枠の方法はないんですよねー。今回のお客の多くが、ファンクラブや関係者ばっかだったようですし。

運よく当選!!1名だったのがよかったみたい。2階席でも9千円もしたけど、観覧後は納得、感動。

そして、今のご時世を反映してか、ネットの転売や会場前のダフ屋対策として、「チケットに本人名記載と会場入り口で写真付き身分証明書の提示。引き換えに手首に緑リングをして入場」という徹底ぶり

会場外にテントがあって、そこでチェックされるの。
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こんなリングを付けられました。
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最近ライブは御無沙汰でしたが、こんな厳重警戒のライブ初めてです(汗)。その甲斐あってか、会場前にダフ屋はゼロ。お客も自分と同じアラフォーからアラフィフ、アラ還くらいのおじさん、おばさん一人者の方が多いという不思議な現象に。


ライブの模様をレポートします


90年代、2000年前半まで、ほとんどライブやリリースをしなかった時期から一転。全国ツアーも今年で8年目なんですって。今年は「冬にツアーやる歌手がほとんどだけど、風邪ひくの嫌だから、今年は3~8月の夏にがんばります」って言ってた。北は網走まで49公演の折り返し地点。

自分、仕事が土日休みで平日夜はくたくただから、週末公演がいいんですが、なかなかありませんよね。でも、今回(土)当選は超ラッキーでした。

2階席の隅で見にくいかと思いきや、外出のまま大荷物を持っての会場入りだったので、脇の階段に置けてすっきり快適。舞台セットもよく見渡せる。はしっこの席って快適。

客層のおっさん、おばさん一人客はマナーもよく、集中してみられました。おっさん達は、達郎マニアらしく、こだわりの強そうなおタッキーぽさが特徴的。

舞台セットは、毎度おなじみの、ロンドンかニューヨークのダウンタウンの飲み屋街を彷彿させるような、おしゃれな街並みセット。最近の歌手のセットって、テクノロジーが進んで背面全面電飾画面でCGばかり映し出すのにあきあき。こういう立体的な雰囲気を醸し出す「情景を想像させる、聞かせる」アナログ演出って好きなんですよね~。

達郎さん登場するも、こちらも毎度おなじみ、Gパンとシャツっていうカジュアルな格好。暑いのにニット帽をかぶり、トレードマークのロン毛の生え際がそうとうやばいことになっているとお察しします・・・とても64歳に見えない若々しいオーラでした。

そうそう、公演終了後、2階席から下りる階段の混雑の中、嵐の松潤がお忍びで一人で見に来てました。一般客にまぎれるとほんと分からない。嵐のシングルを達郎さんが作った縁なのかな。芸能関係者って、1階ステージ前の席って印象あるけど、一般客と同じ2階席でも見るんだ~って不思議に思いました。


「セットリスト」はネタばれするから、印象に残った曲だけね。ってほとんど紹介


だいたい、新作リリース後にライブって多いけど、今回はリリースなしのツアーなんだそうだ。達郎いわく「今回の選曲は自分が好きな歌セレクト。そして、自分と同じ年配のみなさんが喜んでくれるような分かりやすい曲ばかりにした。もう年とって丸くなったからねえ」って言ってた。

おかげで、熱心な達郎ファンでない自分でも、知っている曲ばかり。昔の曲が多かったみたい。公演後、他のファンたちの会話を聴いていたら、「今回は超当たりだよね~」って言ってました。

(思い出しながら書いてるんで、順不同)
■SPARKLE
■風の回廊
■ターナーの機関車
■DONUTS SONG
■(セルフカバー)GUILTY(鈴木雅之)、ハイティーンブギ(マッチ)
■(アカペラ)ソーインラブ、スタンドバイミー
■(洋楽カバー)トムウェイツのヒット曲
■WAR SONG
■クリスマスイブ
■蒼氓
■get back in love
■高気圧ガール
■Ride ON Time
■FUTARI
■DOWNTOWN 
などなど多数。(あとは思いだせないよ~)



達郎さんのように気難しそうな職人気質のアーティストって、客層が聞きたいヒット曲よりマニアックな選曲ってパターン多いけど、達郎さんはその期待をいい意味で裏切ってくれます。知ってる曲オンパレード。

そして、セルフカバーなどいつもは絶対やらない他アーティスト提供曲もやっちゃう。サービス精神ばっちりなのです。
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この中で印象に残ったのは、「ターナーの機関車」。3ピースのアンプラグドコーナーだったから、達郎さんの声がよくわかる。サビの高音も見事歌いきってました。

ちなみに、トークでは、長丁場のライブで絶対できない曲として、キーがめっちゃ高い「ヘロン」だっていってました。

「GET BACK~」は自分のカラオケの十八番なので、あまりライブでやらないのに歌ってくれて感動。

「クリスマスイブ」から「蒼氓」への連結が対照的で、動から静って感じでよかった。こてこてヒット曲「クリスマスイブ」はあまり好きじゃなかったけど、演奏してくれて、しかもステージセットやライティングがめっちゃ素敵で一番華やかでした。

マッチの大ヒット曲「ハイティーンブギ」も、「もう年取ったら怖いものなし!」って初めて披露してくれたらしく、しかも変なアレンジなしで原曲に忠実な演奏で、みんなノリノリでした。

そして、終盤には恒例の「マイクなし絶叫シング」を高台で。すごい声量。

達郎ライブの、もうひとつの売りは「長めのトーク」でしょう。FMの御長寿番組では、クールに理屈っぽくMCしてる印象がありますが、裏腹に、ライブトークは本当に面白い

湯水が湧くようにすらすらとトークが出てくるし、他の人が言ったら角が立つブラックジョークも達郎節では嫌みがなく爆笑の渦。中野サンプラザネタが多かったです(笑)

あとは、さらっと言ってるんだけど、一言一言に無駄がないっていうか、納得できる重みがあるんですよね。器の大きさがにじみ出ているし、いい年の取り方をしてるな~って。

自然体で言ってるけど、サウンドと同じく緻密な計画があってこそのトークなのでしょうね。

このトークも、サウンドのこだわり同様に、コアなファン層をつかんで離さない魅力なのでしょう。


まとめ


しかし、来年から年金受給者だっている年なのに、3時間以上ぶっとおしのスタミナにあっぱれです。

ユーミンなど、高齢になると高音が出にくくなり、オリジナルキーは不可能になる歌手がほとんどの中、どうやってあの声をキープしてるのか不思議でたまりません。

小田さん、永吉、みゆき、そして達郎と、還暦を迎えてもなお艶やかな声で第一線を駆け抜けている大御所たちを見ると、音楽不況といわれる現代でも、若い層の歌手にがんばってほしいですね。

自分は、ライブに1回行けば、もう次はいいやってことが多いのですが、達郎はまた行きたいなと思わせる、匠の技光るライブでした。


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